事故発生場所:福岡県飯塚市
40代 男性 土木作業員
519万円獲得
項目 |
金額 |
休業損害 |
2,644,638円 |
入通院慰謝料 |
2,100,000円 |
後遺症慰謝料 |
1,800,000円 |
逸失利益 |
1,593,490円 |
合計 |
5,190,000円 |
ご相談者は、福岡県飯塚市で原動機付自転車で交差点を直進中、右折車と衝突し、頸椎捻挫、肩鎖関節打撲、両膝打撲、精巣損傷の傷病を負いました。
後遺障害及び賠償について、弁護士に依頼をして解決をしたいということで、ご相談に見えられました。
示談交渉の決裂
後遺障害13級を前提として、示談交渉を行いましたが、相手方は、精巣の損傷ということで、13級を前提とした示談に応じなかったことから、訴訟提起を行いました。
裁判での方針
頸椎について、後遺障害等級の結果は14級9号でしたが、依頼者の方のMRIに神経根の圧迫がみられたため、画像を放射線専門医に読影を依頼し、鑑定書にして提出をし、頸椎では後遺障害12級13号が相当するとの主張を行いました。
後遺障害
後遺障害の等級は、精巣損傷後の精巣萎縮により後遺障害13級相当、頸椎捻挫後の上肢への放散痛しびれについては後遺障害14級9号が認定されました。
裁判
最終的には、後遺障害13級相当を前提として、労働能力喪失率9%、労働能力喪失率10年間の和解となりました。
所得については、依頼者が個人事業主であり、事故前年度の申告した所得金額が約30万円程度でしたが、預金通帳等から売り上げの立証を行い、264万円の所得の認定に成功しました。
休業損害についても、264万円を獲得することに成功しました。
後遺障害13級を獲得できたのが、精巣の萎縮であり、依頼者は40代の男性だったため、逸失利益は否定されてもおかしくない事案でしたが、逸失利益で159万円を獲得し、最終的には、519万円での示談成立となりました。