ムチウチ症状を立証するためのジャクソンテスト

患者が座った状態で、後方から前頭葉に両手を置き頸椎を下方に圧迫します。
頸部から背部~上肢への放散痛やしびれ感があれば、陽性と判断されます。
14級9号の後遺障害の認定において、ジャクソンテストの陽性反応は、有力な神経学的テストの1つと考えられます。
ムチウチ症状を立証するためのスパーリングテスト

スパーリングテストは、神経根障害を調べるためのテストです。
患者が座った状態で、頭を傾け、患者の後方から患者の頸椎を下方に圧迫します。
陽性の場合、頸部~上肢へかけての放散痛やしびれ感があります。
14級9号の後遺障害の認定においては、有力な神経学的テストと考えられます。
ムチウチ症状を立証するための深部腱反射テスト

深部腱反射テストとは、打腱器で健を叩き、その反射をみるテストです。
運動系の障害や末梢神経の障害の有無を判断するために有用なテストです。
「反射の亢進」と「反射の低下」という異常があります。
自賠責の後遺障害の認定において、腱反射は被験者の意思が介在しないため、重要な他覚的な所見といわれております。
ただし、腱反射テストは、検査者による個人差がみられる場合もあります。左右差の差があるか否かも重要です。検査の結果は、亢進(+++)軽度亢進(++)正常(+)低下(±)消失(-)等と表示されます。