高次脳機能障害の症状として、ありもしない話をつくるようになる - 福岡の交通事故弁護士

高次脳機能障害の症状として、ありもしない話をつくるようになる

作話 : ありもしない話をつくるようになる

高次脳機能障害の症状の1つとして、作話があります。

作話とは、実際には体験していないことをあたかも体験したことのように話すことです。 記憶障害の一種であり、その多くは、周囲の人の話やテレビで見聞きしたことなど外的な刺激に影響され、過去に体験した自分の記憶の断片を修復することで話が作り出されます。 作話でよく見られる状況は、その時その時の会話の中で発生する記憶の欠損や、それによる戸惑いを埋める形で出現する、”当惑作話”と呼ばれるものです。そのため、話し相手の問いかけから誘発されることが多く、話す内容にも一貫性がありません。 周囲の人間にとって難しいのは、症状が出ていることを判断しづらい点です。 家族など身近な人であれば、会話の内容が作話であるのかどうかは判断しやすいのですが、滅多に接することがない人にとっては、本人が真面目に流暢に話すため判断できず、トラブルの原因となる場合があります。 また、仮に作話であるとわかった場合でも、その内容を真っ向から否定すると、戸惑いを助長しさらなる作話を誘発する可能性があるため、対応にも注意が必要です。 脳外傷の後に話の内容がコロコロと変わったりする、自身が体験していない出来事を作って話すといった症状がある場合には、高次脳機能障害の可能性が考えられます。 高次脳機能障害により上記の症状がみられる場合には、弁護士にご相談されることをお勧めします。
こんな症状はありませんか?
  • テレビの旅番組で見ただけの場所に、実際に行ってきたように話す
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