高次脳機能障害の症状として新しいことが覚えられない - 福岡の交通事故弁護士

高次脳機能障害の症状として新しいことが覚えられない

前向健忘、ワーキングメモリー : 新しいことが覚えられない

高次脳機能障害の典型的な症状として、記憶障害があります。

記憶とは、これまでの経験や学習によって得た、様々な情報を脳内に保存し、その情報を必要に応じて脳内細胞が繋ぎ合わせることで思い出す行為のことです。 ”記憶障害”とは、この脳内細胞によって繋がれた情報のネットワークが働かなくなることをいいます。そして、記憶障害の中で、新しいことが覚えられないという症状が生じる場合があり、これを“前向健忘”といいます。 その中でも短期的に記憶が出来なくなる症状を、ワーキングメモリーの損傷といいます。 ワーキングメモリーとは、作動記憶や作業記憶とも呼ばれ、短期的に情報を保持し、同時に処理する能力のことを指します。 例えば、人との会話において「○○がいいと思う」という相手に対し「私は××のほうがいい」と返す事などのことです。一見なにげない行為ですが、これは相手の話を一時的に記憶し、それに応じた自分の考えを構築する作業を繰り返すことで会話を成立させているのです。 ワーキングメモリーに損傷を負うと、一時的な記憶が難しくなるため、会話が横道にそれたり、1つのテーマについて話し合うことが苦手になったりすることがあります。 高次脳機能障害により上記の症状がみられる場合には、弁護士にご相談されることをお勧めします。
こんな症状はありませんか?
  • 作業の途中で休憩を入れると、どこまで進めていたかわからなくなる
  • 会話が横道にそれやすい
  • 今聞いたことをすぐ忘れてしまう
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