傷病名の解説 - 福岡の交通事故弁護士

傷病名の解説

傷病名の解説

高次脳機能障害は、損傷の具合によって脳挫傷、硬膜外血腫、硬膜下血腫、クモ膜下出血、びまん性軸索損傷といった傷病名で呼ばれています。これら傷病名と各状態については、以下の通りとなっています。

脳挫傷

脳挫傷 頭部を強打するなどの外傷を原因とし、頭蓋骨内部で脳本体に損傷を生じる状態を脳挫傷といいます。激しい頭痛、嘔吐、意識障害が現れ、重篤な場合は死に至ります。また、打撲した部位だけでなく、その反対側に損傷をきたすこともあります。

硬膜外血腫

硬膜外血腫 頭蓋骨と硬膜との間に血腫ができた状態で、主に頭蓋骨骨折が原因となって、硬膜動脈などの血管が損傷し血が溜まります。

硬膜下血腫

硬膜下血腫 硬膜と脳の表面を覆うクモ膜との間に血が溜まる状態で、硬膜外血腫より更に重篤な状態と言えます。

クモ膜下出血

クモ膜下出血 脳の表面を覆うクモ膜の下に出血が広がる状態です。脳に最も近い部分の出血ですので、脳へのダメージも深刻です。

びまん性軸索損傷

6時間以上の意識消失が続いている場合をびまん性軸索損傷と呼びます。 頭部に回転性の力が加わることにより、脳の神経細胞の線維(軸索)が広範囲に断裂し、機能を失うと考えられています。頭部CTでは大きな異常は見られず、MRIによって診断が下される場合が多い傾向にあります。

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